「 引越し vol 15.8/25 お二階はどこ? 」

長かった幼稚園の夏休みがようやく終わり、今日から登園開始。
ありがたやありがたや・・。
と、思っているのもつかのま まだ半日保育だから あっというまに帰ってきてしまうのだが(^0^;。

『お邪魔しまーす!』
この日くらいから、小さなお客様がどやどや増えるようになった。
恭ちゃんの もうひとつの新しい家を見に来た!と近所の子供たちが入ってくる。
うーん・・・ 引き戸を取り払って 全部一つの空間にしてしまってるから どこに隠れるわけにもいかず(別に隠れる必要もないんだけどね) 一緒に遊ばざるを得なくなる。
おばちゃーん のど渇いた〜  はいはい
おばちゃーん ねーねー これって どうなってんのー?  はいはい
おーばーちゃーん おしっこー!どこー?  はいはい・・
とにかく夏休みの間 それぞれの時間を過ごしてきたらしい子供たちは、久しぶりの再会のようにはしゃぎまくる。たまってるものを発散しているみたい。テンション高くて、、、おばちゃんは疲労する。

子供たちだけでなく 実家がある戸建団地に住む人たちは 今までサトイモ畑だった所に忽然と建った このアパートを 建設時から みんな好奇心たっぷりに眺めてきたらしい。当然入居者に対しても関心たっぷりらしい。狭い住宅地のなか、噂はあっという間に広がるような「システム」が長年できている。
だから 泉さんちの娘さんとお孫さんが引っ越した という話はあっというまに知れ渡っていたに違いないのだが、肝心の私はいつも風のように去っていて居ないし、(どうやらアパートの駐車場が通りに面してるので私の車の有る無しでチェックしてる模様・・・)母も井戸端会議に加わるタイプではないため、詳しく知りたくても(何のため?笑)中々知れなかったらしい・・・
ということに、ひさしぶりに ポテポテ近所を歩いていて気がついた。
アパートと実家はとても近いのだが、一箇所だけ (ほんの3mほど)車の往来の激しさで危険な所があるので 息子が住宅内の遊び場や実家に行き来するたびに 一手間かけて私も外に出ている。すると 歩いている私を見つけ待ってましたとばかりに あちこちで ひっかかる。シャリオをかっ飛ばしてない私は とっても無防備。
「あっれえー?あそこに引っ越したのー?」 
今初めて気がついたかのように 話しかけてくる人が 多し・・ とても多し・・・。f(^_^;;
ふだん挨拶しても 会釈程度しか返ってこないような人でも とってもフレンドリーに寄ってくる。
みなさんの関心は 私たちだけが引っ越したのか 泉家はそのままなのか そしてアパートの間取りや家賃。
どうなのどうなの〜? と聞きたくて知りたくてしょうがないらしい・・・。
二階のベランダから「お家賃はいくらなの〜っ?」と聞いてきたおばあちゃんには さすがに言葉が詰まったが、別段隠すこともないことだらけなので、聞かれるままに答えて歩いた。
子供たちが遊びに来ているお母さんに出会うと、かなり子供に詳しく詳しく聞いてるらしく、まるで入った事があるかのように、あーなってるんですってねこーなってるんですってねーと しゃべりまくられた。こわっ。
人は ともかく いろいろ知りたいものらしい・・・。

子供たちのほうが、わかりやすいし表現がストレートで面白い。
外から見ると あんなに大きいのに 何で こんなに狭いの? とか不思議そうに聞いてくる(笑。
このおうちは お二階はないの? と聞く小さな女の子もいた。
うん、ないの。ここはもう二階だからねー。 と答えると とても心配そうに不安そうに
じゃあ恭ちゃんはどこで寝るの?と更に尋ねてくる。
えー?そこにお布団敷くんだよー と和室を指して答えながら あ!なあるほど〜 と気がついた。
この子達ったら、集合住宅というものが初めてなんだ。
この子たちの中では 家っていうのは2階があって当然なんだ。
大抵の家で子供部屋は2階にあるものだから、お二階イコール寝る所 なんだろう。
だから2階のないこのアパートで 一体どこで寝るんだろうと真剣に心配したんだ・・・。

田舎町である この辺は大抵の場合 戸建住宅だ。
一戸建てに住みたいからこそ こんな田舎までやってきた 若い世代がとても多い町だ。
賃貸に住むよりも買ってしまったほうが断然安い土地。
中古でよければこの近所でも 土地50坪4LDK2階建て程度の家なら トータル500万円もあれば購入できる。新築だとしてもその倍もあれば買える。
ぽ〜ん♪と出せる お金のある人ならね・・・。私はないからね・・・。あるなら車買うしね・・・。(あっはっは)
そこを「敢えて」(ぷっ何だかえらそー)地代の相場から言ったら割高と承知で 私はここを借りたのだが この町に定着して住む気がある人ならば、まずそんな「無駄使い」はしない。だって10年も家賃を払ったって自分のものにはならないけど、例えばその同じ額でローンを組めばあっさり苦も無くマイホームが手に入る土地なのだから。だから余計に「どうしてなのかしら?どうしてなのかしら?」と好奇心を買ってしまうんであろう・・。どうしたもこうしたもないんだけどなあ・・・。たんに貯金もないのに借金を作るのは嫌だったし・・・ どうせ一念発起して大きな借金して買うのなら 南の島とかさ〜 せめて海のそばとかあ じゃなきゃ高原とか〜 ね〜・・・。
と、すっかり八街を地元と自負してるわりには 往生際が悪いのかもしれない私だった。

というわけで、この辺の子供たちはみんな お二階があるお家に住んでいる。
たまにママが車で遊びに連れて行ってくれるお友達の家も みんなお二階があるお家だったわけだ。
私が子供の頃は団地住まいだったから、それこそ階段のある家にあこがれたものだ。
でも友達もみんな団地住まいだったし、それが普通だと思っていた。
結婚していた頃に住んで居た浦安市でも、赤ちゃんつながりで出会った同年代の人たちの中で 1戸建てに住む人など めったに居なかった。大抵みんなアパートかマンション。
きっと あの時一緒だった赤ちゃんたちも今頃は 同じ様に大きくなって走り回っているのだろうけど、例えばここに遊びに来たとしても、彼らは別に何も不思議と思わないんだろうなあ・・・。
内心くすくす とおかしくなった。
こどもって面白いね・・・とつくづく思っておかしくて (^v^)。
おばちゃーん! はなみずでた〜! あーはいはい・・。